2026-06-23
AI時代のプロダクトマネージャー 04|「作るべきか」の判断が、初めて「作れるか」より高くつく
これは「AI時代のプロダクトマネージャー」シリーズの第四回。METRが2025年にランダム化対照実験を行った。平均五年の経験を持つベテラン開発者16人が、AIを使って246件の実タスクをこなす。事前には24%速くなると思い、終えた後も20%速くなったと感じた――しかし実測では19%遅くなっていた。「AIで自分は速くなったのか」という最も単純な判断さえ、最も腕の立つ人たちが逆に判断した。実装が速く安くなり、「作れるか」がもはやどんなアイデアもふるい落とさなくなったとき、本当に高くつく判断は「作るべきか」へと移った。本稿は、そのまま真似できる四つの動作を語る――難しさを門にするのをやめる、まず「やらないとどうなるか」を問う、手を動かす前に「何が本当になるか」を書く、AIに選択肢を並べさせても「なんとなく正しい」を信じない。